実は、心の中でとても心配していたんです。

ずっとずっと、長い間訓練している方たちだって、

習得するのは大変難しい、と言われている中国の歴史ある京劇を、

こんなに短い期間で果たして、きちんと出来るのか……

と思っていたところ、

初日からいろいろたくさんのSNS ニュースを拝見させていただいて、

本当に泣けてくるくらい、安心しました。

各新聞社でも、

朝美絢の京劇のシーンは、

槍を使う立ち回りに華と迫力があった、

京劇の劇中劇で披露する立ち回りは、抜群の切れ、

大きな瞳をキラキラさせ、ハツラツとキリリと駆け回る、

等々、絶賛の嵐。

どんなに努力をされたのでしょう。

凄まじい程の役者魂ですね。

目に見えないところでも、きっと、たくさんたくさん、

死に物狂いでお稽古されたのでしょう。

そして、しっかりとご自分のものにされたのだと思います。

その、一途で、真っ直ぐな気持ちを思うと、

本当に涙が出てきてしまいます。

貧しくひたむきに生きる少年から、

京劇を経て、のしあがっていく春児を、

強さと少年っぽさを失わない明るさで

瑞々しく演じた朝美さん。

歌もさらに進化していて、

自身の不幸な生い立ちを憂う独唱は、

情感たっぷりだそうで、

屈折した中にも純粋さをのぞかせる立ち居振舞いは、

物語を大いに盛り上げてくれるそうです。

舞台でお目にかかれるのを、

本当に本当に楽しみにしております。

どうぞお身体に気をつけて、

頑張ってください。

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