花組「殉情」千秋楽、感動のご挨拶
今日は、雪組「蒼穹の昴」と、花組バウ公演「殉情」の千秋楽でした。
有り難くも、バウ公演の千秋楽チケットが手に入り、観て参りました。
「蒼穹の昴」も素晴らしい作品ですが、
「殉情」も皆さんお一人お一人の力が凝縮していて、とても感動致しました。
主役の一之瀬航季さんと美羽愛ちゃんが素晴らしく、
下手すれば、ただ残酷な物語になってしまうかもしれない作品を、見事に明るく、考えさせられる深い感動作品に仕上げてくださいました。
一幕は、どんなに春琴にわがままを言われようと、常に笑顔で明るく、むしろそのわがままを楽しんでいるかのような佐助を演じ、
二幕からは、苦悩に喘ぐ、でも春琴のことを一途に思い続けて、あの残酷な最後を迎えるまでの佐助を、丁寧に自然に演じていて、その過程に、
「どうしてあそこまで?」
という疑問が起こらないほどの説得力がありました。
美羽愛ちゃんも、間違えば、ただ嫌な女になりそうなわがまま娘を、本当に魅力的に可愛らしく演じていて、佐助がこれだけ思うのも無理はない、と納得させられる演技で凄かったです。
お二人の、幻となってしまった「はいからさんが通る」新人公演、本当に素晴らしかったでしょうに、
観たかったです。
そして、最後のご挨拶。
素顔も本当に好青年で明るい一之瀬さん
笑顔いっぱいで4回挨拶してくれました。
1回目
皆にせ~の「佐助」と呼ばれて、びっくりしてすごく嬉しそうでした。
この作品が、今日で終わってしまうのが、残念で残念で、朝から言っていたのですが、
明日生霊でバウホールに出てくるかもしれない。
2回目
帆純さんから始まった時、最後まで公演できるか、とても心配していたそうで、
スタッフ、出演者、お客様皆さんのお陰で、千秋楽までこられました。
小さい帆純さんを肩に乗せて、今も喋っています。
えっホント?
3回目
現代の役の人たちが石田先生の似顔絵の入った酒屋のポスターを持ってきて(竹田酒造と名前が入っている)脚本、演出家を讃えていました。
そして美羽ちゃんに一言どうぞ、とふると、恥ずかしそうに、
「最後まで出来て幸せでした。ありがとうございました」と涙ぐんでいました。
4回目
お決まりの花組ポーズ
一之瀬さんの説明があまりにわかりやすくお上手なので、初めて私も花組ポーズをしてしまいました。
気持ち良かった~
3回目からはスタンディングオベーション、
「幸せとはこういうものなのか、としみじみ感じられる公演でした。これからに生かしたい」
と、締めくくられていました。
見事な、立派なバウ公演主演でした。
千秋楽、おめでとう。
もしよろしければポチッと
どうぞよろしくお願い致します
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。