｢シティーハンター｣の感想の時も書きましたが、

この二作品は、彩風咲奈さんと、朝月希和さんの

トップ御披露目公演にふさわしい素晴らしい作品だと思います。

観劇から少し日にちが経ってしまったので、

記憶がだんだん曖昧になってきているところはありますが、

とにかく素晴らしかったので、覚えている限り

感動をお伝えしたいと思います。

知りたくない方はスルーしてください。

まず、出だし、娘役さんたちに囲まれてあーさ登場。

これまでも、いつも輝いていて素敵でしたが、今回の輝きはなんでしょう。出てきた瞬間からキラッキラで、いつにも増してキレッキレのダンス。二番手としてのご本人の自覚と、回りからの大いなる期待がそうさせるのだな、と嬉しくなりました。

そして、満を持してさきちゃん登場。

こちらも、金ぴかの衣装でキラキラに輝いていて、まるで後光が指しているかのように眩しかった。やはり、トップさんになられた自信がそうさせるのでしょうね。輝きに満ち溢れていて元々明るい方が、さらにさらに発光しているようでした。

きわちゃんも加わり、みんなで入れ替わり立ち替わり歌って踊るのですが、銀橋で、縣さんや綾さんが、歌っている間中、あーさはずっと舞台の真ん中で踊り続けているのです。

もうここで半端ない運動量。

そして休むことなく、そのまま、銀橋に出てきて歌い出すのです。

もうびっくりです。相当疲れているだろうな、と思いきや、ピシッと、全くぶれずに完璧に歌ったのです。これには驚きを通りすぎて、

ずいぶん成長したな(誰目線？)と、もうこの時点で涙涙になってしまいました。(まだ早い)

トップさんお二人が残って温かいお歌。

このお二人のこの雰囲気、大好きなんですよね。

温かくて優しくて、お二人の気持ちがピッタリと合っていて、ああ、トップコンビになられたんだなぁ、と感じるひとときでした。

そして、噂の｢ドンジョバンニ｣コミカルで面白かった。

あーさは、カッコいいのももちろん素敵ですが、こういうコミカルでユーモアのある場面もとても素敵ですよね。皆に翻弄されて、何がなんだかわからない様子が、表情、仕草、動きからありありと伝わってきて、楽しかったです。

そして、さきちゃんを中心に、ハットでダンス。

みんな、ピシッと決まっていてカッコいい。やはり、一階から見るハットのダンスは最高ですね。帽子の下から見え隠れするお顔の表情がなんとも言えず魅力的です。

そこへあーさ登場。わー、思わずテンション上がりまくりました。

さきちゃんとの戦いのようなダンス、お互いを思いやるバディ感が最高です。本当にお二人はピッタリ合いますね。目と目を合わせるところが大好きです。

負けじと、きわちゃん中心に娘役さんたちのハットでダンス。

キリッとしていてカッコ良かったです。

きわちゃんは、優しい雰囲気も天下一品ですが、こういう｢私についていらっしゃい｣的な表情も本当に素敵ですね。

ロケットは、想像はしていましたが、軽く想像を越えてきました。

花道から花道まで圧巻でした。その中で、｢あっ、かわいい女の子がいる｣と思ったら、あーさでした。

本当に自由自在、七変化で、素晴らしいですね。

この場面、あーさは｢可愛さではきわちゃんに負けるから、圧でさきちゃんに迫っています。｣とおっしゃっていましたが、確かにものすごい圧でいっていました。でも可愛かったですよ。(笑)

ファイヤーの中で、唯一、雪の場面。

久城さんのお歌から始まるのですが、その歌が素晴らしい。

温かくて美しくて、はかなくて、物語性のあるお歌を、しっくり聴かせてくださいました。

そして、その物語の主人公、はかなく亡くなってしまうブランカ(きわちゃん)と青年(綾さん)、雪の中のダンスがとても美しかったです。

そしてさきちゃんが出てきて、少女の魂を青年に与える。その包容力といったら、本当にトップさんになられたんだなぁ、と改めて思いました。

それから、全員で激しく踊るのですが、星加梨杏さんの切ないお顔がとても素敵でした。そして全員で明るく笑顔はじけて踊りまくって終わります。

そのあとが、縣さん率いる若手たちが残って踊りまくるところ。

ものすごいパワーでした。全員で踊ったり、二人ずつくらいで踊ったり、全てがお一人お一人やることが違って、心からの叫び、渾身のダンスを披露していて素晴らしかったです。

なん組かでリフトをやるのですが、縣さんのリフトが、そこまで上げるの？というくらい高くて、その底知れない身体能力には脱帽です。

雪組の若い力が爆発していて、頼もしい限りです。

新生雪組ここにあり、という感じですね。

そしてフィナーレ、さきちゃんのダンスから、燕尾へ。

やはり燕尾服の男役さんのダンスは圧巻です。

今回は、振りがとても素敵で何回でも観たいと思いました。

さきちゃんがはけて、あーさが残るところで、

｢あとは任せた｣　　｢わかった、任せろ｣　的な

さきちゃんとあーさの目と目のやり取りが本当に素敵で、胸にぐっと来るものがありました。

そしてあーさ中心で踊るところになるのですが、これまたとてつもなくカッコいい。何度でもリピートしたいところです。

夢白さんとのダンスも夢を見ているかのように素敵でした。

そのあとの、さきちゃんときわちゃんのデュエットダンスも、最初の感想でも書きましたが、温かくて、優しくて、さきちゃんの包容力が素晴らしくて、本当にうっとりとしました。

出だしは歌で始まるのですが、その歌詞が

｢小さな炎を二人でずっとずっと灯していこう｣

というお二人にピッタリの温かい歌でした。

最後、銀橋で、さきちゃんの胸に、きわちゃんさきちゃんの４つの手を重ね合わせていくのですが、｢これから二人で頑張っていこうね。｣という気持ちがひしひしと表れていて感動しました。

こういう温かい雰囲気も、そして激しい踊りの時は一人一人自立して頼るのではなく、しっかりとした意思を持って観せられる、すごいトップさんです。

本当に素晴らしいトップコンビさん誕生です。

今回退団される沙月さんや星南さんたちも、ダンスなど、素晴らしくご活躍されていて、とても目立っていました。

最初の方で、あーさとデュエットダンスをした星南のぞみさんですが、｢義経妖狐夢幻桜｣のことを思いだし、泣けてきました。あーさの、星南さんを見つめる目が優しくて温かくて、幸せそうでした。

沙月さんのダンスは、どこにいても素晴らしく、圧巻でした。

そして最後のパレードは、感動と涙でぐちゃぐちゃでしたが、銀橋の挨拶の時に、さきちゃんとあーさが、持っているしゃんしゃん、はたきみたいのでシャカシャカしているのが可愛くて笑えました。

戻って、隣にいる縣さんと楽しそうにわちゃわちゃしているのも、ほんものの魔法使、を思い出して、萌えでした。

あまりにあーさが、羽根を振り回すので、初日より、羽根が少なくなっている？疑惑が出ていましたが、確かに、初日の映像より、少なくなっている気が、、、なんてね。

とにかく、楽しい楽しいファイヤーフィーバーでした。

思いが強すぎて、大変長くなってしまい、申し訳ありませんでした。

もしよろしければポチっと

どうぞよろしくお願いいたします