トップスターが退団を決意する時
宝塚は望む望まないに関わらず、限りのある世界です。
短かろうと、長かろうと、必ず終わりはきてしまいます。
そんなことを考えると、悲しくて悲しくていたたまれない気持ちになってしまいますが、
やはり終わりがあるからこそ美しい、
限りがあるからこそ、今、この時を、全力で応援したい、と強く強く思うのかもしれません。
トップスターまで上り詰めると、あとは悲しいですが、去就を考えなくてはなりません。
宝塚が大好きで、もっともっと宝塚に居たいけれど、後輩たちの充実具合など、置かれている状況を鑑み、潔く身を引かれる方々がいらっしゃいます。
凰稀かなめさんは本当にびっくりするほど潔かったですよね。
そして、トップになる時に、何作で辞めよう、と決意される方もいらっしゃいます。
紅ゆずるさんや、早霧せいなさん、朝夏まなとさんなども、大人気でありながら、5作で退団しようと最初から決めていらっしゃったようです。
そして、その5作に全身全霊を注いだように感じます。
望海風斗さんも轟さんの降臨がありましたから、6作になりましたが、決めていらっしゃったようですね。
特別の例では、滅多に無いでしょうけれど、学年が上になってからのトップ就任の場合、劇団から、3作でお願いします、的なことを言われる、とかなんとか。
噂ですので、事実ははっきりわかりませんが、
壮一帆さんや北翔海莉さんなどがそうだったような気がします。
北翔さんなどは、ご自分のやりたい演目(歌一杯のミュージカルや、全部英語で歌うショーなど)を、その短い期間にこれでもか、と詰め込んで、爽やかに「宝塚は面白かったー」という言葉を残して大満足で退団されていきましたよね。
引き際が美しいと、本当に美しい思い出として残ります。
でも、私は、ご本人が、やり切った、もうこれ以上やれることはない、と思えるくらい納得して退団を決意してくださるのが本人にとってもファンにとっても、一番いいことのような気がしています。
最近、それぞれのトップスターの去就が取り沙汰されていますが、
周りのことも気になるでしょうが、
何より、ご自分の心に忠実に、清々しく終わりを決定して頂きたいと思っています。
ファンは、全身全霊、全力で、いつでも応援していますから……
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