関東のアダムのブログ

半世紀以上、宝塚大好き、子育てで中20年くらい抜けていますが、また返り咲いて全組応援しています。特に雪組朝美絢様推しです。どうぞよろしくお願い致します。

礼真琴、宝塚に一石を投じる




礼真琴さんが、「1789」の記者会見で、ご自分の休養の理由を語られました。


やはり、そういうことだったのですね、と安堵しましたが、


宝塚は、こんなに大騒ぎになっているにも関わらず、だんまりを決め込み、


挙げ句のはてに本人に言わせる、という、


宙組の時もあきれ果てましたが、今回の対応にも開いた口が塞がりません。


宝塚が、本当に守るべきもの、大切にするべきものは、


誰でもない、生徒さんたちになのでは?



今回のトップスター休養決定が、どういう経緯でそうなったのかはわかりませんが、


結果、礼さんは、余りに生徒さんたちを酷使する劇団のやり方に、


一石を投じてくださった形になったと思います。



機械じゃないのですから、生身の人間なのですから、


ハード過ぎるスケジュールも、歌もダンスもこれでもかというくらい詰め込まれ、


それを完璧にやれ、と言われても、限界があります。


でも、生徒さんたちは、言われるままに、その通りに黙々とやってきた。


公演と公演の間の休みはせいぜい3日か4日。


そして、また、ハードなお稽古、公演が始まる。


もちろん、みんな大好きでやっているので、文句も言わずに、むしろ喜んでやっているでしょう。


それにつけこんで (言葉が悪いですね、ごめんなさい)


もっともっと、とエスカレートしていってしまった結果が、今回だと思います。



特にトップスターは、体力の面ではもちろん断トツでハードですし、


さらに、全体をまとめなければいけない責任の重さは、並大抵のことではない。


礼さんは、ご自分で「赤と黒」という、最大にハードなフレンチロックミュージカルをやりながらも、


他の公演のことを心配して心を配っていたことを、舞空さんの言葉で知りました。


上級生に対して失礼はないか、同期も下級生もしっかりやっているか、


ご自分だけだって大変な中、本当に心配りの素晴らしい方ですね。


そりゃあ、疲れきりますよ。



先日、全国ツアーのスケジュールも、ハード過ぎる、という記事を書きましたが、


全てにおいて、宝塚は、生徒たちをこき使い過ぎです。



礼さんは、自らをもって、そんな宝塚に警鐘を鳴らしてくださったのではないでしょうか。


もちろんそんなつもりはなく、ただ一個人として休養を決めたのかもしれませんが、


これをきっかけに、生徒たちのスケジュールを根本から見直して頂けると嬉しく思います。



全力で、いつでも元気な状態で舞台に取り組めるように、


責めて、公演と公演の間は10日くらいお休みをもらえるとか、


公演内容も、トップスターばかりに偏らないで、それぞれの見せ場を作り、


全員で素晴らしいパフォーマンスを観せられる内容にするとか、


長い休養期間を作らなくても、いくらでもやり方はあると思います。



そういうことを考えるきっかけにもなり、


これからの宝塚の将来にとっても大変意義のある休養になったと思います。



ゴールデンウィークの時、どなたかが、


「リフレッシュとリラックスは違う、どちらも大事だが、リフレッシュしただけだと、身体が疲れたままなので、必ずリラックスもするように」


とおっしゃっているのを聞きました。



礼さんも、どうぞ思いっきりリフレッシュをし、十分リラックスして、


また、お元気で舞台に戻ってきて頂きたいと思います。







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