花組「舞姫」の千秋楽配信視聴の感想の続きです。

聖乃あすかさんの素晴らしさは散々書きましたので、

今日は他の方々の感想です。

美羽愛ちゃん、

一つのジャンルを確定しましたね。

生い立ちは不幸なのに、明るく健気に生きて、

どんなに不幸であっても、一途に可愛らしさを失わない、

春琴の時も思いましたが、今回のエリス、

見事に演じていて、こういう役ではピカ一なのではないでしょうか。

素晴らしかったです。

帆純まひろさん、

事前の皆様の感想を読んで、愛し合っている二人を引き離す悪い人かと勝手に思っていましたが、

いやいや、いいやつじゃないですか。

豊太郎のことを真剣に思っての行動、どんなにか辛かっただろう、と思うと涙が出てきてしまいます。

帆純さん、その苦悩を、しっかりと感じさせてくれました。

誰も悪い人がいないのに、結果が悲しいことになってしまうやるせなさをつくづく感じました。

紅羽さんは憎たらしかったですがね(褒めてます)

中でも、著しい成長に驚いたのは、

侑輝大弥さん。

出てきた時から、大物感が漂い、

まるで、宝塚現役時代の麻実れいさんを彷彿とさせるような佇まい。

豪快な野性味に溢れていて、

「俺は小さな日本には収まりきれなかったのだ」

という台詞に、心の底から納得させられました。

病で死ぬところは圧巻。

ご本人も、涙ながらの熱演でしたが、

こちらも溢れる涙が止まらず。

本当に素晴らしい役者さんになられましたね。

今後がますます楽しみです。

相手役の咲乃さんも健気でとても可愛らしかったですし、

妹役の詩希さんも、キリリとしていて大変好演でした。

青木役の美空真瑠さんも、とっても凛々しいお姿で、立派でした。

お母様方、一樹さんも、流石の演技で、この公演を引き締めてくださいました。

こんなに頼もしい新人たちがたくさんいる花組、

ますます楽しみです。

これからの花組も安泰ですね。

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