夢と対談が実現しましたね。

望海風斗さん、宝塚を退団してから三年目。

いろいろな方面で大活躍されていますが、

すっかり美しいお姉さまになられて、

なんとなんと、

「朝美絢さまに似合う女になる！！」

と気合いを入れてこの対談に挑んでくださったとか。

望海さんは、9月11日に「望海風斗　第二幕」という書籍を発売されました。

この中で、

ずっと男役道を邁進してきて、

急に外の世界へ一人で飛び出して、

男役からの脱却、本来の自分が持っていた声のキーを取り戻すことへの葛藤、

周りから「いろいろ大変ですねぇ」と同情されることへの反発、

「そんなこと、言わせてなるものか」という強い思いでトレーニングに励んだこと、

などなど、宝塚退団後の迷いや悩みを正直に吐露されています。

そんな中でも、やはり大好きな宝塚の男役、

自分がいた頃よりも数段立派になられた朝美絢さまに会えるということで、

相当な気合いを入れて「朝美絢さまに似合う女になる！！」の言葉が出たのでしょう。

雪組カラーのふわふわのドレスに、おしゃれな色合いのジャケットを羽織って、

本当に素敵なお姉さまといういでたちです。

朝美さんも、この対談を指折り数えて楽しみに待っていたと思いますが、

反社の独裁者的なリーダーだった強いボス、というイメージから、

急に慈愛溢れる温かい素敵なお姉さまになられて、そのギャップに、最初、ちょっと緊張していたように思いましたが、

話し始めたら、もうすぐにあの時にカムバック。

深く深く知っている間柄だからこそのお話がたくさん聞けてとても楽しかったです。

「朝美絢さんの魅力はすんごい奥深いところにあるんだぞ」とか、

「あーさはわがままが言えてるのかな？」などなど、

優しいお母さんのように心配してくれて、

ああ、あーさのことを心底わかってくれているな、と自然と涙が溢れてきてしまいました。

朝美さんも、

「この頃は、言葉にしないと伝わらないと思い、下級生たちにも感じたことは言えるようになってきました。お友達も出来たんですよ」

と、頼もしく答えていましたね。

昔は何でも一人で我慢しちゃって抱え込んでいたけれど、ちゃんと言えるようになったんだ、と保護者のような気持ちで嬉しくなりました。

人見知りで、組替えの時は一体どうなっちゃうのだろう、と、とても心配していましたが、

雪組で、率先して面白いことは言えないかもしれないけれど、

天然キャラで、みんなに愛されていることが手に取るように伝わってきました。

本当に良かったです。

自然体の朝美さん、本当に面白いですよ。

望海さんから彩風さんへ繋がれたバトンを、

しっかりと彩風さんから朝美さんへと繋がれていくのだな、

という絆のようなものがひしひしと感じられました。

本当に雪組っていい組ですね。

二人でまだ一緒に歌ったことがないそうで、

是非是非、「夢の音楽会」などで実現できれば最高ですね。

(三番手の方々が終わったので、そろそろ二番手の順番かな？と……)

楽しみに楽しみに待っています。

夢の世界「宝塚」は未来永劫、私たちを楽しませてくださると思っておりますが、

ご卒業されたOGの皆様も、宝塚で鍛え上げられた不屈の精神で私たちをを楽しませてくださいませ。

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