12時26分にラインが届き、

「出演者の心身の状態を考慮した結果、公演の安全な実施が困難と判断し、急遽、本日10月3日(火)の東京公演を中止させていただきます」

とのお知らせでした。

13時30分からと、18時からの公演です。

その後のことは10月3日18時までにあらためてご案内いたします、とのこと。

10月1日のソワレを観劇なさった方の記事に、

幕が上がる前に劇場支配人から、

劇団員が亡くなったこと、

その方への哀悼の意、

お客様へのお詫びの言葉、

今日の東京の舞台は上演すること、精一杯努めますので見守ってください、とのご挨拶があったそうです。

生徒たちがどれ程の思いで、あの底抜けに明るい、笑い一杯の舞台を演じたかと思うと、涙が止まりません。

その日は、何事もなかったかのように、見事に演じきられたそうです。

花組の皆さんには、その日にあの知らせがあったのでしょう。

本当に精一杯勇気を振り絞って舞台を努められたのでしょう。

そして今日、どうしても舞台に立てる心境ではなくなってしまった。

うら若き、純粋過ぎるくらいの生徒さんたちばかりです。

私たち、もう酸いも甘いも噛み締めている年代の人間だって、このショックは受け止め切れないでいるのに、

そのショックたるや、想像を遥かに超えていることと思います。

1日は、よく頑張って公演しましたね。

しばらくは心と身体を癒す時間が必要でしょう。

それにしても、13時30分から公演があるというのに、

ギリギリ12時26分発表というのは、あまりに遅すぎます。

最後まで、検討していたのでしょうが、

やはり、決定の遅さに呆れます。

もう観劇される方はとっくに家を出ているでしょうから……

花組は、コロナ禍でなかなか西東完走が出来ずにいましたが、

ようやく今回それが実現出来そうで、本当に良かった、と思っていた矢先でしたので、

こんなことになってしまって、残念で残念で仕方ありませんが、

まずは、亡くなられた生徒さんのご冥福を祈ると共に、

生徒さんたち皆さんの心と身体のケアを一番に考えて頂きたいです。

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