阿弖流為よ、もう一度。
星組、礼さんと舞空さんの御披露目公演から、大劇場第3作目
「柳生忍法帖」 と 「モアーダンディズム」 が始まって、
いろいろな感想を楽しく読ませて頂いております。
賛否はありますが、おおむね、とても良さそうですね。
まだ3作目だというのに、ガッツリ日本物時代劇2作、
そしてプレ御披露目公演のモーツァルトにロミオの、
まだ成長していない少年っぽさ満載の2作品、
(ロミオとジュリエットはもちろん最高に素晴らしかったですが)
これらを観る限り、礼さんへの印象、というか、期待というか、
少し偏り過ぎているような気がするのは、私だけでしょうか?
私としては、この時点で、
もっとバラエティーにとんだ作品が観たかった、
というのが本音です。
(これから控えている作品も、とても期待できそうなものばかりなので、今後も楽しみにはしていますが)
礼さんなら、どんな難題を強いられても、
絶対に期待以上の出来映えで、
私たちを楽しませてくださるでしょうし、
もちろん、時代劇だって、
素晴らしく演じられていらっしゃることは、
皆様の感想などから、よく伝わってきます。
でも、ところどころに、眠くなった、とか、七本槍、のみんなが、
いとも簡単にバタバタ死んでいってしまう、などの文字を見ると、
なぜか、あの明日海さんでも逃れられなかった、
駄作と言われてしまっている 「邪馬台国の風」
を思い出してしまうのです。
私の思い過ごしなら良いのですが。
礼さんといえば、東上初主演で、伝説的な大成功を収めた
「阿弖流為」 が有名ですが、
今回は脚本、演出も同じ大野拓史先生ですし、
あの夢をもう一度、的な思いもあったのではないでしょうか。
「阿弖流為」 を観た時は本当に衝撃でした。
私は今、何を観せられているのだろう、
今までのどの作品にも感じたことのない感動が
心の内深くから込み上げてきて、どうしようもないくらいでした。
くらっちも、瀨央さんも、天華さんも、綾さんも、皆さん
鬼気迫る、ものすごい演技で忘れられません。
あの時の感動をもう一度、という感じで、
礼さんに時代劇が多いのかな?なんて思ってしまいました。
舞台は生物ですから、
いろいろな条件やタイミング、配役など、
全てが奇跡的にピッタリ合わさった時に、
また、あの 「阿弖流為」 を越える作品にも
巡り会えるのではないかな、と、密かに期待しております。
東京で観るのが大変楽しみです。
お身体に気をつけて頑張ってくださいませ。
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