劇団は変われるか?
昨日から持ち切りの話題、
宝塚歌劇団の上層部に直訴したという勇気ある行動をとった宝塚の生徒さんたちに、とても感動しているのですが、
一体宝塚の上層部は、その思い切った、勇気を振り絞った必死の行動にどのくらい応えてくれるのでしょうか?
宙組二番手の桜木みなとさんと副組長の秋奈るいさんが、組内で一つ間違えば孤立してしまうかもしれない中、
本当に勇気を振り絞って組内でのいじめやパワハラの調査をしてくれて、
それを上層部に提出していた、ということが昨日わかりました。
でも私は、14日のあの会見の後に提出したのだとばかり思っていたのです。
それで、上層部がそれを見て、これから宝塚側も少しは変わってくださるのではないかと、物凄く期待していたのです。
ところが、よくよく内容を知ると、
生徒さんが亡くなられて暫くしてすぐに下級生たちから意見を聞き、
その内容を11月始めに歌劇団の上層部に渡していた、ということではありませんか……
それでは、そんな宙組の切羽詰まった必死の嘆願書(?)を見ても、
14日のあの「いじめやパワハラがあったとは認められませんでした」会見が行われた、ということですよね?
自分の立場が危うくなるかもしれない状態の中でも、正義のため、亡くなられた生徒さんのために、必死で集めたそれらの言葉の数々は、
全く会見の発表には投影されていなかったということになりますよね?
ショックです。
だから、会見後、そりぁ憤慨してトップさんたちも、雪組生たちも談判しに行きますよ。
そこで村上新理事長が、いじめは認めたものの、それを公に認めてしまうと、今までの長い歴史の中の全てのパワハラを認めなくてはならないのでそんなことは出来ない、とおっしゃったとか……
でも今は時代が変わっているのです。
スポーツだって芸術だって、パワハラがあって当たり前の世界から、それはいじめ、パワハラに当たるから絶対にダメ、という世界に変わってきているのです。
宝塚だって、今までは今まで、過去はそういう厳しい世界が当たり前だったのだから仕方がなかったかもしれませんが、
これからはもう、そういう世界では通らなくなってきているのです。
だから、これから変わる、という認識でパワハラを認めてもいいのではないですか?
認めてしまったら、宝塚の長い伝統全てが悪いことになってしまう、なんて考えずに、
今から新しい宝塚歌劇団を誕生させるのだ、というくらいの気持ちで、今までの悪しき伝統は正して、良き伝統もたくさんあるのですから、それは、引き続き守っていく、というので良いのではないですか?
まずは一旦きちんと悪しき伝統があったことは認めて、きちんとご遺族の方々に謝罪してから、全てが始まるのではないでしょうか。
「ご遺族に誠意を示してください」
その一言につきます。
劇団様の聡明な発表を期待してお待ちしております。
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