パワハラを認めると……
今まで、劇団に対して、きちんと認めるものは認めて謝罪して欲しい、とお願いしてきました。
劇団は、過重労働に関しては認めて謝罪しましたが、
パワハラについては頑なに認めていません。
それではご遺族側も納得しないので、認めて欲しい、と今までは思っておりました。
先日、TBSの情報番組で、パワハラを認めた方のその後についての特集が放送されました。
阪急、阪神という大きな企業の中の宝塚歌劇団という立場ですので、
パワハラを認めた場合、
個人が一人で認めた場合とは異なるのかもしれませんが、
劇団として責任をとるのか、各個人として責任をとるのか、で随分違うような気がします。
私にはそういう知識がなかったので、今まで単なる感情で申してしまったところがありまして、
その認める、という決断が、どのくらい大きなものなのかを知らずに申していたことを本当に反省しています。
その特集の方は、ご自分ではそのつもりはなかったようなのですが、
パワハラに認定されて、その後は、もちろん仕事はなくなるし、
多額の賠償金も払わなくてならないし、
その後勤めたいと思っても、この認定のために、
雇ってくれる企業もない、という悪循環に陥ったらしいです。
もしも、もしも、宝塚側が認めたら、
加害者とされてしまっている方たちは、
その後の人生がとんでもないことになってしまう、ということなのでしょうか……
私はあまりに無知ゆえに、ちゃんと認めて謝罪して、遺族側に許してもらって、
また晴れて舞台に立ってもらいたい、なんて夢物語を考えていました。
世の中では、そんなことは許されないのでしょうか……
もしそういう悲惨な将来が待っているのだとしたら、
劇団は何としても、パワハラだけは認めずにいるということは、
それらの生徒たちをやはり守っているということなのでしょうか?
96期問題も、未だに頑なに認めず、世間からは非難ごうごうですが、
確かに、96期生の中に、世間から干されたり、その後の人生がめちゃくちゃになってしまった生徒はいないと思っております。
(それぞれに大変なことはあったかもしれませんが……)
やはりそれは、世間になんと言われようと、劇団は生徒たちを守った、ということなのでしょうか?
考えれば考えるほどわからなくなってしまって、
もう私の許容範囲では処理出来なくなりました。
これから、どういう結果になっていくかわかりませんし、
8日の劇団の発表がどういうものになるのか、全く想像がつきませんが、
とにかく、静かに見守るしかないと思っております。
亡くなられた方はもちろん、ご遺族の方々のお気持ちを一番に考えて欲しい、という気持ちは変わりませんが、
宙組の方々の、これから長いであろう未来も
どうぞ幸せが訪れますように、と願わずにはいられない気持ちになりました。
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