関東のアダムのブログ

半世紀以上、宝塚大好き、子育てで中20年くらい抜けていますが、また返り咲いて全組応援しています。特に雪組朝美絢様推しです。どうぞよろしくお願い致します。

演技とはなんぞや? きゅんとは?



嘘っぽい演技は嫌いです。


よく、演技が上手い、下手、と口にしますが、


一体、何が上手くて下手なのか、人それぞれに感じるところも違うでしょうし、


元々はっきりとした定義等ないのですから、


それぞれの人が、思い思いに感じることが、正解と言えば正解なのでしょう。




明らかに、台詞の棒読み、とか、感情の入れ方があまりに不自然、とかだったら、


誰がみてもはっきりわかりますが、


そこは、タカラジェンヌ、皆さん一定の基準には到達されていらっしゃる方ばかりなので、


そこでは判断できかねます。


それならば、同じ台詞を言っても、とても感動する方と、いまいちそうでない方、の違いは、どこからくるのでしょう。



演技とは、元々作られたもの。


脚本家さんがいらっしゃって、書かれた台詞をどのように話すかを何ヵ月も必死でお稽古して、


ようやく、自分のものにして、それを舞台で発表する。


大変な時間と努力と労力のかかる一大作業です。



一字一句完璧に言い方を決めて、動作もここでこうする、とこと細やかに決めて


それを一寸違わず毎回出来る方もいらっしゃるでしょう。


それはそれで本当に素晴らしいことだと思います。




でも、日常生活では、一ミリたりとも全く同じ行動なんて、あり得ませんよね?


現実というリアルの世界では、全く同じ、というのはあり得ないのです。



宝塚の方でも、よく、毎日演技が違うから面白い、とか


違う演技に、また違う反応をして返すのが楽しい、とか


聞くことがありますが、



それこそ、ただの作られた演技ではない、嘘偽りではない


その人自体が、そこに生きている証拠だと思います。



まず、台詞、動作等、完璧に覚えて、それができたら、一回全てを忘れる。


そして、自分の心の底から、ただの台詞ではなく、


自分自身の言葉として息づかせて発せられるとき、


その同じ言葉が、全く違うものになり、本当に素晴らしいと感じられ感動するのだと思います。




きゅんポイントも、決められた動作、言葉ではなく


そういう中で起きる偶然、突発的なものにこそ、


感じられるものだと思っています。



柚香光さんの思いもよらないきゅん、最高ですよね。



朝美絢さんの、毎日の舞台のちょっとした変化に、毎回毎回きゅんきゅんしてしまいます。


それこそ、本物だと思います。


それこそ、生の醍醐味だと思います。





何に感動するかは人それぞれですが、


私は、演じている役を超えて、ご本人の心から溢れ出る想いが感じられた時に、


自分の心も奪われ、この上なく感動を覚えます。



「きゅん、とは何か?」


を考えるうちに、こんなことを考えていました。





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