各組の特長と誇り。
優波慧さんが、2月6日に宝塚をご卒業されました。
生え抜きの花組生としての誇りを胸に、
花男としての役割を最後までしっかりと全うして
最後を迎えられたのがとても印象的でした。
今辞めなくても、まだ早いのではないかしら、とも思いましたが、
花組誕生から100周年のこの年に、
100周年を祝う記念の作品で、
長年お世話になった組長さんが専科に行く前に、
大尊敬する柚香さんのトップの中で、
退団したかったのだろうな、というのが、
ご挨拶の中からも、ひしひしと伝わってきました。
宝塚は、5組あり、それぞれに特長がありますが、
中でも一番古い歴史を持つ花組と月組の方々の、
自分の組への想いはとても強いものを感じます。
花組は、配属された瞬間から、男役も女役も
花男、花娘としての自覚が芽生え、それがずっと失われることなく、むしろどんどん強くなっていくように感じます。
「花組の俺を見ろ」「花組の私を見て」 的な要素が舞台に漂っていて、
どこを観たら良いのか、本当に忙しいです。
最初から花組ではなくとも、花組に関わると、その精神が埋め込まれるようで、
芹香さんしかり、鳳月さんしかり、組が替わってもその精神は生かされているような気がします。
月組も、「芝居の月組」としてのプライドが相当強いのを感じます。
ひとりひとりでしっかりと作り上げていって、それをぶつけ合うような、
個としての自覚をしっかり持っていることを感じます。
雪組の雰囲気は大好きです。
みんなで助け合って切磋琢磨してやっていこう、というのが組全体から感じます。
温かくて優しくて、でも決して馴れ合いではない、
究極なまでに追求していく厳しさは目を見張るものがあります。
皆で納得のいくまで突き詰めて突き詰めて追求していくからこその
舞台での一体感、素晴らしいです。
星組は、体育会系。元気で溌剌としていて、
その一致団結感は、もの凄いパワーを発揮します。
明るくて、キラキラしていて、たくさんの元気をもらえます。
宙組は、一番新しい組で、常に新しいものに挑戦している組、という印象があります。
今年もなんと宝塚で初めて「ハイロー」に挑戦する、ということで、
これからの宙組にも、目が離せませんね。
どの組も素晴らしく、楽しみがいっぱいです。
これからも私たちを楽しませてくださいませ。
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