瀬央ゆりあに轟悠風味が。ただ者ではない詩ちづる。
星組「ザ・ジェントル・ライアー」
バウ公演は中止になってしまいましたが、
神奈川芸術劇場は無事に千秋楽まで完走出来て本当に良かったです。
私は有り難くも、生観劇出来まして、
久しぶりに、宝塚の醍醐味を思う存分味わうことが出来ました。
瀬央さん始め、皆さんキラキラしていて、輝きが半端なく、
舞台に立てる喜びを、体全体で表現していて、素晴らしかったです。
中でも、私が特に驚いたのは、真ん中に立つ瀬央さんの輝きです。
お芝居もとても良かったですが、
フィナーレになって、綺城さんのかっこ良さも相当なものでしたが、
後ろで横向きでスタンバイしているその横顔が
轟悠さんのあのお美しい横顔そのままの美しさに感じられて驚きました。
今まで、瀬央さんが、轟さんに似ているなんて思ったこともなかったのですが、
最近、随分痩せられて、お顔も顎のラインがしゅっとされて、
お化粧も相当研究なされているのか、目の辺りとか、とてもきりりとして素敵になったなぁ、と感じていました。
そして、フィナーレのショー、本当に、轟さんの風味を感じてしまったのです。
確かに、瀬央さんも、轟さんとの共演辺りから、明らかに変わった、と感じたこともありましたし、
ご本人も、多分、轟さんから大きな影響を受けていらっしゃると思うのです。
私だけが感じたことかもしれませんが、
これは、私の中で、とても嬉しい発見でした。
最後のご挨拶も、(千秋楽は楽しかったらしいですが)
端的に感謝の気持ちだけしっかりと伝える轟さん方式を見習っていたのかな、と思いました。
そして、三人のヒロイン、紫りらさん(急な代役でしたが、本当に素晴らしかったです)
小桜ほのかさん(いつもながら素晴らしい歌声、動作も気品があり、見た目も大変お美しくなられましたね)
何よりびっくりしたのは詩ちづるさん、星組に組替えして初めての作品で、この大役。
見事にその期待に応えて、本当に素晴らしかったです。
元々備わっているのではないか、と感じるほどのヒロイン力があり、
とても可愛らしく、美しく、品もあって、お茶目で、全てが完璧でした。
特に最後のお手振り。
まるでトップの方がやるように、劇場中を見回して、三階の一番遠くの方から、
一階の直ぐ近くの方まで、全員にありったけの笑顔を見せていました。
釘付けになってしまうほど、素敵なお手振りで、ずっと見てしまいました。
詩ちづるさん、こりゃ、ただ者ではない逸材が出てきたものだな、と改めて思いました。
稀惺かずとさんも、大輝真琴さんも、素晴らしかったです。
大変実りのある、楽しい観劇でした。
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