星組全国ツアー千秋楽、

無事に終えられたようで、

本当におめでとうございます。

最初から、休演者あり、から始まり、

公演中止、そして再開するも、7人もの休演者あり、の中で千秋楽を迎えた、という、

本当に、波乱万丈な公演となりましたが、

思いもかけない困難があればあるほど、

人間は、自分でも思ってもいなかったような能力を発揮するもので、

「火事場のバカ力」ではないですけれど、

皆さんお一人お一人全員が、この最大の困難を乗り越えよう、と、

心の底から力をふり絞って、それがひとつにまとまって、

こんなにも完璧な素晴らしい舞台が出来上がったのだと思います。

元々団結力のある星組ですが、

この体験により、星組の絆もさらにさらに強まったのではないでしょうか。

礼さんも、「一生忘れられない全国ツアーになった」とおっしゃっていたようですので、

いろいろ辛いことはあったと思いますが、

何物にも替えがたい素晴らしい全国ツアーになったと思います。

私も、この作品を、奇跡的に生で観られたことは、

一生忘れられない思い出になると思います。

暁千星さん。

偶然なのか、必然なのか、

折しも月組から星組に組替えという、宝塚人生最大の驚愕の出来事を体験して、

初めての星組公演で、これだけ大変な体験をするとは、思いもしなかったと思うのです。

始めは、初めての星組で、まだ慣れない中、

必死で、早く星組に慣れようと自分のことで一杯だったと思うのです。

それが、休演者多数の中の再開、ということで、

きっと、暁さんも、あらゆるところで、星組の仲間のことを思い、

自分のこと以上に周りのことを思う、という体験をしたのではないでしょうか。

(特にお芝居での相棒でしたから)

噂では、暁さんが、もうすっかり星組の一員になっていて、なんの違和感もなく、

むしろ月組の時より、しっくり溶け込んでいる、

という話を聞いていましたが、

実際に、この目で見たら、

その想像を遥かに超えて、ピッタリと星組にはまっていて、

本当に驚きました。

お芝居も、気負うことなく、自然に、繊細に見事に、役になりきって演じられていましたし、

ショーでも、本当に生き生きと、本来の自分を思う存分出していました。

この全国ツアーでの困難を、皆で乗り越えたことが、

さらに星組生になった自覚を確かなものにしたのではないでしょうか。

月組暁千星、も素敵でしたが、

星組暁千星、はその何倍も輝いて見えます。

誰が組替えを考えるのか知りませんが、

ピースがピタッとはまったように、

この組替えは、大成功だったのではないでしょうか。

一皮も二皮も剥けて、さらに頼もしくなったように思いました。

礼さん、舞空さんはもちろんのこと、

瀬央さんも、素晴らしかったですし、

それに、こんなに頼もしい暁さんが加わって、

さらに、極美さん率いるバウ組が加わる星組、

一体、どんなことになってしまうのでしょう。

楽しみで楽しみで仕方ありません。

まずは、お身体もお心も、十分休まれて、

また、最高のパフォーマンスを観せてくださいませ。

楽しみにしております。

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