先日の、雪組公演「シティハンター」「ファイヤーフィーバー」を

大劇場で観劇して、やっぱり生の舞台は素晴らしいなあ、と、

改めて思いました。

二作品とも、上級生の方から、下級生の方まで、

どなたを見ても手を抜くことなく、全力で、ご自分の役割に徹していて、

どこもかしこも見たくて、本当に目が忙しく、

終わった頃には、頭も体もヘトヘトで、疲れきっちゃうのですが、

その疲れも心地よい、最高の気分です。

何より、演者の方々と、同じ空間にいられることがこの上なく幸せで、

どんなに遠く、二階のてっぺんからでも、

はっきりと、お顔の表情とかが見えなくとも、

皆さんの思いは伝わってくるのです。

同じ場所にいる空気感が、大好きなのです。

それが、このコロナ渦になり、なかなか思うように劇場に足を運べなくなって、

私も何回も、泣く泣く、チケットを払い戻したり、

家族の大反対で、遠征を諦めざるを得ない状態になったこともありました。

飛行機もホテルもチケットも全てキャンセルした時は、

本当に悲しかったです。

でも、そんなとき、劇団側は、ライブ配信、

という素晴らしい提供をしてくださいました。

今まで、映画館でのライブビューイングはありましたが、

家に居ながらにして、大好きな宝塚を観られる、

最高じゃないですか。

しかも、コロナのお陰で(と言ったら言い過ぎでしょうか)

本来なら、絶対に拝むことが出来なかったであろう、

素晴らしい方々のディナーショーまで配信してくださって、

もう、劇団に感謝しかありません。

コロナがこんなにもまん延したことは、本当に辛い悲しいことですが、

そのお陰(？)で思ってもいなかった、いろいろな作品を家で観られる、

という多大なる恩恵に預かれたことは、

思いがけなく得た儲けものだったように思います。

本来なら絶対に観ることが出来なかったであろう、

そらちゃんの、「夢千鳥」も観られましたしね。

ピンチがあるところには、必ずチャンスもあるのですよね。

私は機械にはめっぽう弱く、ちゃんと配信を観られるか心配でしたが、

劇場に行くのは猛反対した主人が、接続プラグまで買ってきてくれて、

大きなテレビで映るように設定してくれました。

お陰様で、今も、ライブ配信といえば、快適な環境の中、

おもいっきり楽しく拝見できています。

感謝、感謝です。

ライブ配信の良さ、といったら、まず、アップで、しっかりと表情が見えること、

そして、ちゃんと要所要所、大事なところを見逃すことなく映してくれることだと思います。

劇場だと、ちょっとこちらに気をとらえているうちに、大事なところを見逃してしまった、

なんてこと、しょっちゅうありますからね。

だから、ライブ配信も大好きです。

思いもかけずこの方、こんな素晴らしい表情してたんだ、という発見もとても面白いです。

せっかく、こんな素晴らしい文化が出来たのですから、

コロナが終息した後でも、この、ライブ配信、

という貴重な産物を続けてやって頂きたい、と思っております。

出来れば、初日や、新人公演など、頑張っても頑張ってもなかなか取りにくい公演もやって頂けたら、

本当に本当に有難いのですが。

劇団様、お願いします。

生の舞台はもちろん素晴らしいですが、

配信で観るのもそれに匹敵するくらい素晴らしいと思っています。

これからも、さらにさらに、宝塚が、発展しますように。

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