トップへの道。
宝塚の生徒さん総人数400名以上だと思いますが、
その中で、トップさんになることが出来るのは、たったの5名だけ。
どんなに実力があっても、誰よりも努力していても、
その時の運とかタイミングとか、作品とか演出家とか、
いろいろな条件が揃って初めて、
トップという輝かしい地位につけるのだと思います。
もちろん、それだけが最高のゴールの形ではないとは思いますが、
(人それぞれ自分を輝かせる場所は違うと思いますので、全員が全員、というわけではもちろんないですが)
やはり、夢見て入った宝塚で、最高の地位、トップさんになることは
誰しもの夢ではないかと思います。
そのために、辛いお稽古も、究極の自己抑制も、
楽しんで出来ているのだと思います。
中には、意図せず、自分が思いもしないほど早く
劇団から推されて、戸惑いながらもトップになり、
回りからは、すごい抜擢でいいね、と、言われながらも、
本人の中では苦しんで苦しんで、でも最後、辞めるときには、
爽やかな気持ちで、
「やはり宝塚という世界は素晴らしかった、
最高だった、やはり宝塚が大好きです。」
と言って退団することが出来る。
宝塚とはそういう、苦しいことも全て素晴らしいことに変えることが出来る、魔法のかけられた世界、のような気がします。
若い時から、御曹司として大切に大切に育てられて、
でも無理はせず、ちょうど良いタイミングで、
皆さんの反感を買わないように、トップさんになられる方、
劇団の深い深い愛情を感じます。
その反面、実力はあるのに、なかなかゴーサインが出ず、
足踏み状態で、同期生のさらに実力者を上にふられてしまう場合や、
組替え組替えで、苦労に苦労を重ねてようやく、
トップへの道にたどり着く方、などなど、
いろいろな方がいらっしゃいますが、
やはりトップさんになられる方は、皆さん、
向上心があり、実力があることはもちろんですが、
性格が謙虚で、回りの人たちのことをいつも大切に思っていて、
気配りがものすごくあり、物事を大きく捉えられることが出来る素晴らしい方々だなぁ、と感じます。
退団されてから、いろいろなメディアで
そのお言葉を目にすることが多くなりまして、
嬉しい限りなのですが、その望海風斗さんが、
こんなことをおっしゃっていました。
「誰かのせいにしているうちは、絶対にチャンスは回ってこない、
つまずいた原因は自分にある。そう考えているうちに、壁にぶつかっている最中でもきっと乗り越えられる、と自分への信頼が少しずつ高まっていった。」 と。
辛い時期もおありだったでしょうが、
自分で自分を鼓舞しながら、
トップへの階段を上っていかれたんですね。
やはりトップさんになられる方は、本当に素晴らしいなぁ、と
のぞさんの記事を読んで思ったことを書いてみました。
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