関東のアダムのブログ

半世紀以上、宝塚大好き、子育てで中20年くらい抜けていますが、また返り咲いて全組応援しています。特に雪組朝美絢様推しです。どうぞよろしくお願い致します。

月組、桜嵐記、観てきました




ライブ配信も観られなかったので、ようやく、


珠様の退団公演を観ることが出来ました。




前評判がかなり良く、タオルを持っていかなければ、


と思って覚悟をして観にいきましたが、


あまり期待し過ぎたためか、あれ?という感じでした。



泣く気満々だったのですが、もちろんグッとくるところや、


涙が溢れそうになったところはありましたが、


思いの外、冷静に観ることが出来ました。



次男の鳳月さんと、妻の海乃さんの、三途の川、の場面が感動的で、


涙、涙だったということを、どなたかのブログさんで


読んでいたので、待っていたのです。


三途の川、三途の川、は?、と思いながら観続けていたら、


終わってしまったのです。




妻のことを思って、わざと離縁して、妻の命を守ろうとするのだが、


敵側に行った妻は、夫のことを思って自害してしまう、


それを戦いの時に知り、その後、次男正時も切られて死んでしまう。


その後で、二人が、三途の川で会うのかと思って


今か今かと待っていたのです。そうしたら、幕。




たぶん私が、皆さんのブログを拝見して、勝手に、


そうなったら良いな、という想像が、大きく大きく広がって、


こんな妄想をしていたのだと思います。


やはり勝手な妄想は良くないですね。


それが邪魔をして、この素晴らしい作品を、


思う存分楽しめなかったのです。


やはり、あまり先入観を持たずに観た方が良いな、


と感じた瞬間でした。





でもこれだけではなく、南北朝時代という難しい背景の中、


説明がものすごく長くて、それでもわかりにくかった。


(単なる私が歴史に疎いだけで、歴史大好きな方にとっては、納得納得、と思って楽しむことが出来たのではないか、と思いますが)



そして何より、何のために戦わなくてはならなかったのか、


なぜ絶対負けるとわかっている戦いに


行かなければならなかったのか、が今一、


心の中にスーっと入ってこず、もやもやしました。




親が、命をかけて守った領土、その人々のため?


自分が最後に想いを寄せた弁内侍のため?


それとも意地?



そこのところははっきりとはわかりませんでしたが、


役者の皆さんは、皆さん熱演で、そのお一人お一人の思いが


ひしひしと伝わってきて、とても良かったです。


三兄弟は、個性がはっきりとしていて、


それぞれぴったりとはまっていて、素敵でした。



若い方々も、皆さん生き生きと頑張っていらっしゃっていて、


とても良かったです。


特に、英かおとさん、礼華はるさん、彩音星凪さんが


キラキラしていて、非常に目立っていました。


暁さんは、とてもきれいな可愛らしい(ごめんなさい)天皇様でした。



風間さんは、セリフの言い回しといい、とても立派な足利様でした。



そして何より驚いたのは、紫門ゆりあさん。


始め誰だかわからない程、外見も作り込んできて、


セリフの言い方も、悪、そのものになっていて、本当に驚きました。



今まで、紫門さんって、ロイヤル感があってとっても素敵だけど、


なんか、線が細い感じがして、弱々しいイメージだったのですが、


今回、見事に覆されました。



本当に、悪いやつ、という感じで、見事な演技でした。



さすが、専科にいかれる方ですね。


輝月ゆうまさんも、さすがに素晴らしく、


全く、小物、なんかじゃないですよ。


千海さん、とても良い味を出していて、本当にお上手な方ですね。


素晴らしかったです。





ショーも、とても楽しかったです。


ザ、宝塚、という感じで、華やかで、美しくて、十分楽しめました。



暁さんは、やはりショースターさんですね。


たくさんご活躍されていて、素敵に目立っていました。


珠城様はもちろんのこと、鳳月さんも、月城さんも、


皆さん素敵で、若い方々も笑顔満載で生き生きとされていて、


珠城様が作り上げたこの月組は、本当に素晴らしい組だなぁ、


と、改めて思いました。



珠様を見送る、ちょっと悲しくなる場面でも、


たぶん珠様のキャラクターのためか、爽やかで明るくて


楽しい気分にさせてくれる、すごい方ですね。



珠様がお一人で踊るところは、さすがにジーンときて、


「珠様、今までどうもありがとうございました」と


心の中で申し上げました。



生で観られるのはこれが最後ですが、


本当に心のこもった素晴らしい舞台を、ありがとうございました。





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轟さん、婆娑羅の玄孫、感動しました



まず、植田先生、作、演出、温かいですねェ。


轟さんとの歴史が感じられて、轟さんのさよなら公演を


見事にご本人とダブらせて表現してくださいました。



セリフの一言一言が心に刺さり、涙なくしては観られませんでした。


1985年に初舞台をふみ、長きに渡り、大一線で活躍され、


理事、顧問としても責任を持って


宝塚をまとめてくださっていた轟さん、


このままずっと永久に宝塚にいてくださる存在かな、


と漠然と思っておりました。



このタイミングで、退団を決意された経緯は、


私など想像しても想像しきれない


重く深い思いがあったのではないか、と思われますが、


轟さんが決意したことを、私は心から応援したいと思っております。




いつもながら、轟さんと共演されると、本当に皆さん、


生き生きと、はつらつと、目が輝いていて、


幸せで幸せでしょうがない、という表情で演技されているので、


観ていても、こちらまで嬉しくなってしまいます。




まず、子供たちの可愛いことといったら。


みんな元気で生き生きしていて、轟さんと演技するのが、


楽しくて楽しくてしょうがない、という感じで、


こうして、轟さんの素晴らしい舞台への思いは、


後輩たちに繋がれていくのだなぁ、と思いました。


宝塚の伝統が、こうして、永遠に受け継がれていく、と思うと、


もうそこで、涙、涙になってしまって困りました。




子供たちみんな、ものすごく可愛かったのですが、


中でもちょっと頭の弱い正吉、を演じた方、


ものすごく可愛くて、独特の間の取り方、


ちょっとアホなセリフの言い方、が素晴らしく、


可愛くて可愛くて、笑ってしまいました。




キャスト、調べちゃいましたよ。


研4さんの御剣海さんでした。


これから、また違うお役をどのように演じてくれるのか、


要注目しちゃいます。



小桜ほのかさんと、稀惺かずと君の姉弟、も、とても良かったです。


稀惺君は大抜擢ですね。


轟さんと剣の稽古をするところ、玄孫同士の、


言わないながらも通じるところがあり、その教えが、


これからの宝塚の教えに思えて、感動しました。



稀惺君もしっかりとした演技で、とても良かったです。




天華えまさんも、存在感がましてきましたね。


ついこの間まで、実は、一生懸命探すのですが、


どこにいるか良くわからなくて(ごめんなさい)、


後で、ああ、ここにいたのね、状態だったのですが、


ロミジュリ辺りから、すぐに見つかるようになりました。(遅い)



ロミジュリで、相当ご苦労された、とおっしゃっていましたが、


やはり、悩みに悩んだあとはオーラが違ってくるものですね。


素晴らしい。



極美慎ちゃん、大好き。


振り切った瓦版のお役を、心から楽しんで、


舞台狭しと大活躍していました。


歌もたくさんあり、とてもお上手になっていて、


何より、表情が豊かで、七変化、どころか、百面相か、


というくらい、一瞬として同じ顔がなく、この役になりきって、


楽しそうに演じていました。


轟さんの最後の演目で、轟さんとガッツリお芝居出来て、


本当に良かったね。




最後の相手役となったお鈴役、音波みのりさん、すごいですね。


轟さんを相手に一歩も引かず、


ポンポンと言い合うやり取りなんぞは、完璧過ぎて、


本当に素晴らしかったです。


実咲凛音さんと二人芝居を演じた 「双頭の鷲」 


をも彷彿とさせるような素晴らしい出来でした。


日本舞踊も素敵でしたし、今までも活躍されていましたが、


なんでこんなに実力者がもっともっと活躍されないんだろう、


と歯がゆく思うほどでした。




汝鳥伶さんとのやり取りは、まんま今までの宝塚人生の


歴史そのまま、とリンクしていて、一言一言が心に沁みて、


このような場を作ってくださった植田先生に


感謝の言葉しかありません。



最後、極美慎ちゃんのセリフで、


「石さんのことはずっと忘れない。みんな、


心の中にしっかりとどめておこう」


(ごめんなさい、はっきりと覚えていないので、ニュアンスです)


と言うところがあり、若いこれからの生徒さんたちが、


本当に胸に手を当てて思っているところが、印象的でした。



そしてなんと、石さんが最後に  「いつでも会える」  


とおっしゃったのです。


あの、あの、「ほんものの魔法使」 のセリフではありませんか。


関係ないかもしれませんが、石さんの口から聞けて、


ものすごく嬉しかったです。



のぞさんも、うたコンの後、ご自分のインスタで、


「できるんだ、やるんだ」という気持ちでやりました。


これからも、新しいことに挑戦するときは、


新しい箱を開けて、「できるんだ、やるんだ」という気持ちで


やりたいと思います、とおっしゃっていました。




嬉しいーーー!!!



やはり  「ほんものの魔法使」  の強いメッセージは、


日常の至るところにあって、常に指針となる素晴らしい作品だった、


と今更ながら思うのでした。


私も、「できるんだ、やるんだ」 に背中を押されて


頑張っている一人です。


私の一生の宝物になる作品です。



ごめんなさい、話がそれました。



ということで、本当に良かったです。


轟さんの別箱公演にはずれなし、ですね。



東京公演の最後まで、どうぞ何事もなく、


完走されますように、心からお祈りいたしております。





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のぞさんうたコン出演、発声法が変わった!!


今日のうたコン、久しぶりにのぞさんにお目にかかれて、


すごく幸せでした。


風間君をのぞさんと見間違えるほど、


のぞさんを待っていたんだなぁ、と今更ながら思いました。



そのお姿はさらに洗練され、お美しくなられていました。


久しぶりにお声を聴くことができ、何を驚いたかというと、


その発声法。



宝塚の男役さんは誰しもそうですが、


低い男らしい声を出さなくてはならないので、


今までにない太く深く厚い声を出そうと、


日々練習されると思うのですが、女性にとって、


それはかなり無理なことをやらなくてはならなくなります。


でも声帯はもちろん痛めないように、ギリギリのところで、


皆さん頑張っておられると思うのです。


そのような努力を日々続けることにより、


素晴らしい低音ボイスを習得されるのだと思いますが、


やり過ぎると声帯を痛めてしまうので、本当に大変な作業だと


いつも思っておりました。


でも男役さん皆さん、それぞれに素敵なお声で、


本当に素晴らしいです。





Now  zoom me の公演の時に、ナオトさんからいただいた


「夢をあつめて」という曲を歌うときに、ナオトさんから、


もっと自然に、力を抜いて、押し込むように歌わないで、


何もしないで歌って、素の自分を出して、


(一字一句は覚えていないのでニュアンスです。

間違えていたらごめんなさい)


と言われた、とおっしゃっていました。


常日頃、舞台で大きく大きく表現して、さらに歌、となったら、


高らかに歌い上げる、これでもか、というほど訴えかけるのが、


舞台役者というものです。


それを、ほとんど反対のことを言われた。


言われたことをやろうと思うのだけれど、


どうしても大げさになってしまって、歌い上げてしまって、


なかなか出来ない、とおっしゃっていました。


確かにコンサートの時は、アンコールの時、


少しは肩の力が抜けていたかな、と思いましたが、


高らかに歌っていたのを覚えています。


でももちろんいいんですよ。コンサートなんですから。




それが、それが、な、な、なんと、このうたコンで


それが素晴らしく出来ているではありませんか。


肩の力が抜け、超自然体ののぞさんがそこにはいました。


出だしこそ、ちょっと緊張感がみられましたが、


そのあとは、自然に透き通る美しい声、


無理をしないでどこまでも響き渡る発声法で、


盛り上がりも、広く高く深い世界は現役時代そのまま、


本当に素晴らしくて驚きました。




たぶん皆が聴いた時に、手のひらを返したような違いが


あるわけでもないので、そんなに違いがあるとは


思われないかもしれませんが、


男役ではあまりない中音から高音を、


あれだけ伸びやかに出せるようになるには、


とてつもない努力をなさったのだと思います。


根本から出し方を変えなければならないので。




宝塚の歴代の歌うまスターさんたちの中でも、


5本の指には入るだろう、と思っておりますのぞさんですが、


才能はもちろんたくさんおありなのだとは思いますが、


本当に目標を決めたら、努力を惜しまない、


努力の方だと思っています。



コンサート公演の時に、まあやちゃんに


「どうやったら、そんなに高いきれいな声が出せるの?」


と、人目もはばからず、公開質問していましたよね。



本当に高い高い向上心を持った方なのだなぁ、


とその頃から思っておりました。


だから、宝塚を辞めた今もなお、さらにさらに上を目指して、


努力を続けていらっしゃるのだなぁ、と頭が下がる思いです。




知れば知るほど(それほど知らないけど)のぞさんは


素晴らしい方だなぁ、と思い、


これは雪組の皆も大好きで、大尊敬するわけだなぁ、


とつくづく思いました。



残って頑張っている宝塚の皆に感謝とエールを送りたい、


とおっしゃっていましたが、皆、たくさんたくさん


エールをもらったと思います。(特に雪組)


私もたくさんエールをいただきました。(私なんかはいいんだけどさ)



短い出演時間の中でも、「宝塚」 と何回言ったでしょう。


本当に宝塚が好きなんですね。



のぞさん、本当に素晴らしい時間を、ありがとうございました。







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